ハズレ
2012/08/31(Fri)
8月最後の日曜日の26日、仙台郊外の山深い平家の落人集落として知られる定義に行ってみました。
林道を歩き始めた所は、既にブナやミズナラが見られる、良さげな落葉広葉樹林です。時期的に本格的な探蝶は、今シーズン最後と思われるので、期待がふくらみます。
林道を行き来するオニヤンマが数多く見られました。時々休んでいるものもいます。緑のギョロ目が印象的です。

オニヤンマ120826
オニヤンマ

小さなヘビが何かをくわえて前方の林道を横切っています。近付いてみると、30cm程のヤマカガシの幼蛇が、カエルを捕まえていました。獲物が大きく、思いっきり口を広げていますが、飲み込むことができるでしょうか。

ヤマカガシ120826
ヤマカガシ

林道沿いには、ヒヨドリバナなどが咲いていますが、蝶の姿はあまりありません。かなり歩いて、ようやく高い山で見られるヒメキマダラヒカゲが現れるようになりました。

ヒメキマダラヒカゲ120826
ヒメキマダラヒカゲ

しかし、その後もこれといったものに出会わず、この日もそろそろ終わりという頃、ヤマハンノキの小さな林にミドリシジミがいました。翅を開いてくれそうなので、できれば緑に輝くオス、メスでもオレンジのA型、青いB型、オレンジ+青のAB型のどれかに当たれば良いなと思ってたら、なんと全てハズレて無色のO型でした。ついてない・・・・

ミドリシジミO120826
ミドリシジミ(メスO型)

ミドリシジミU120826
ミドリシジミ(上のメス)
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元気なセミ達
2012/08/24(Fri)
先週の土曜日は、久しぶりにたいけんの里のガイドで東村山MFでした。
厳しい暑さに生き物の気配もあまりありません。そんな中、セミ達は元気いっぱいです。
一番目立つのはアブラゼミです。最も普通に見られるセミですが、翅全体が不透明なセミは世界的にはまれです。

アブラゼミ120818
アブラゼミ

ミンミンゼミも「ミンミン」とにぎやかです。

ミンミンゼミ120818
ミンミンゼミ

ニイニイゼミは間もなく姿を消す時期となりました。

ニイニイゼミ120818
ニイニイゼミ

変わってこれからの時期に増えてくるツクツクボウシです。

ツクツクボウシ120818
ツクツクボウシ

たいけんの里の庭では変わった光景が見られました。いくらでも羽化する場所はあるのに、わざわざ2mの高さの1枚の柿の葉に5個もセミの抜け殻が。すぐそばにも4個が見られ、何がそうさせたのか不思議です。

セミ抜け殻120818

雑木林ではクヌギの樹液にカブトムシのメスやシロテンハナムグリが集まっていました。そこに大きなオオスズメバチが割り込んできましたが、このカブトムシのメスは一歩も引き下がらず、オオスズメバチはあきらめて去っていきました。

樹液酒場120818

蝶は少なく、わずかに林縁でジャコウアゲハのメスを見かけた程度でした。

ジャコウアゲハ120818
ジャコウアゲハ
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こんなに歩いたのに
2012/08/13(Mon)
宮城県境山地で多くの蝶が期待できる8月最初の土曜日は、仙山線の奥新川に行きました。
林道を歩き始めると、葉の上に変わった姿の虫がいました。顔や首が異常に長いひょうきんな容姿をしています。葉を巻いてゆりかごを作るオトシブミの一種、ヒゲナガオトシブミです。

ヒゲナガオトシブミ120804
ヒゲナガオトシブミ

比較的冷涼な地域のため、蝶が好むウツボグサ・オカトラノオもまだ咲いており、これからの花のヒヨドリバナも咲き始めて良い感じです。それなのになぜか蝶があまり見られません。
そんな中、コチャバネセセリやヒメキマダラセセリはよく見られました。

コチャバネセセリ120804
コチャバネセセリ

ヒメキマダラセセリ120804
ヒメキマダラセセリ

林道を進んでいると、路上の枯葉の上には山地のジャノメチョウの仲間、黄褐色の斑模様のヤマキマダラヒカゲが見られました。

ヤマキマダラヒカゲ120804
ヤマキマダラヒカゲ

だいぶ高度も上がり、ブナやミズナラもまわりに見られ、各種ゼフィルスなども期待できる環境です。しかし、さっぱり姿は見えず、ようやく現れたのはオオミドリシジミでした。せっかく姿を見せてくれたのですが、オオミドリシジミは郊外の平地林でも見られるだけにがっかりです。

オオミドリシジミ120804
オオミドリシジミ

この日は、仙台に来てからこんなに歩いたことはないというほどひたすら歩きました。それなのに蝶運には見放されているようです。
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盛夏の泉ヶ岳② -稀少な虫たち-
2012/08/03(Fri)
泉ヶ岳中腹には多様な環境があり、多くの虫たちが生息しています。
この日はレッドデータブックに記載される、数種の稀少な虫たちも見ることができました。
信じられないぐらい小さいトンボ、ハッチョウトンボが湿地にいました。全長2cm程しかないため、その気で見ないとアブかハチでも飛んでいるのかと見落としてしまいます。浅くて草が繁茂し過ぎない湿地の激減により、宮城県絶滅危惧種になってしまいました。公式には当地では絶滅とされているようで、確認できたのはラッキーです。

ハッチョウトンボ120728
ハッチョウトンボ

林道脇の葉の上にはヒメクロサナエが止まっています。成虫の出現期はもう終わろうとしています。これも宮城県絶滅危惧種です。

ヒメクロサナエ120728
ヒメクロサナエ

林の中の草地にはスジグロチャバネセセリがいました。食草が生育する山間草地の減少により、宮城県のみならず、日本全体でも絶滅危惧種に指定されています。

スジグロチャバネセセリ120728
スジグロチャバネセセリ

広々とした草原にはヒメシジミがいました。既に翅がかなり痛んでいます。山地草原の激減により、これも宮城県・日本全国ともに絶滅危惧種です。

ヒメシジミ120728
ヒメシジミ

稀少種以外にもいろんな虫たちがいました。
林縁ではハンノアオカミキリを見つけました。実物は写真より金青色できれいなんですが・・・

ハンノアオカミキリ120728
ハンノアオカミキリ

さかさまの八の字模様のサカハチチョウ、林縁ではジャノメチョウやトラフシジミも見ることができました。

サカハチチョウ120728
サカハチチョウ

ジャノメチョウ120728
ジャノメチョウ

トラフシジミ120728
トラフシジミ

鳥たちの声もこの時期にしては多く、クロツグミはすぐそばで囀りを聞かせてくれたし(葉陰でどうしても姿は見えなかったけど)、サンショウクイ・ノジコといった稀少な鳥の声を聞くこともできました。
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盛夏の泉ヶ岳① -ヒョウモン類-
2012/08/02(Thu)
仙台でもこのところかなり暑い日が続いています。先週の土曜日は少しでも涼しいかと、やや標高の高い泉ヶ岳の中腹に行ってみました。
広い草原にはオカトラノオ・アカツメクサ・アザミ類が咲き、多くのヒョウモン類が見られました。
その中で最も多かったのはウラギンヒョウモンです。ヒョウモン類は、みな表はヒョウ柄でよく似ているため、裏の模様が識別の大きなポイントになります。ウラギンヒョウモンは、裏に銀色の斑紋があります。

ウラギンヒョウモン120728
ウラギンヒョウモン

次いで多かったのは、オオウラギンスジヒョウモンです。裏に銀色の筋が一本入っています。

オオウラギンスジヒョウモン120728
オオウラギンスジヒョウモン

メスは翅の表の先端に、白い小さな三角形の班があります。

オオウラギンスジヒョウモン♀120728
オオウラギンスジヒョウモン(メス)

オスは翅の表に三本の目立つ黒い筋(性標)があり、明るいオレンジ色をしています。

オオウラギンスジヒョウモン♂120728
オオウラギンスジヒョウモン(オス)

少ないながらミドリヒョウモンもいました。後翅の裏はモスグリーンをしています。

ミドリヒョウモン120728
ミドリヒョウモン

他にはメスグロヒョウモンがいましたが撮影できませんでした。ひょっとしたら、さらにウラギンスジヒョウモン・クモガタヒョウモン・ギンボシヒョウモンもいたかもしれませんが、探しきれませんでした。
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