会津の虫たち
2016/06/26(Sun)
16日から17日にかけて、福島会津地方の柳津町の山間部にいました。
環境省レッドリストで希少種とされているヒメシジミはあちこちで見ることができました。オスはきれいなブルーをしています。

ヒメシジミ160616
ヒメシジミ

交尾中のペアも見られました。

ヒメシジミ♂♀160616
ヒメシジミ

サカハチチョウはまだ複雑模様の春型です。

サカハチチョウ160616
サカハチチョウ

華麗なミヤマカラスアゲハは路上で吸水していました。

ミヤマカラスアゲハ160616
ミヤマカラスアゲハ

オオミスジが幼虫の食草の古い梅の周りに数頭見られました。

オオミスジ160616
オオミスジ

路上には、原始的な形質を持つ日本特産種、ムカシヤンマがとまっています。

ムカシヤンマ160617
ムカシヤンマ

草の上にはダビドサナエがとまっていました。

ダビドサナエ160617
ダビドサナエ
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普通にギフ
2016/04/30(Sat)
4月最後の週に訪れた山形県戸沢村でのこと。
車通りの多い道路に面したなんてことのない林に、ふわふわギフチョウが飛んでいるのが目に入りました。ラッキーと思い撮影を試みると、地上などにはいくつかの個体がとまってくれます。
先日、仙台で撮影したヒメギフチョウにそっくりですが、日本固有種で環境省のレッドリストでは1ランク上の希少種です。

ギフチョウ160426
ギフチョウ

絵になる写真を撮りたくても、カタクリはまわりに見られず、咲いているスミレにも吸蜜してくれません。そのうち1頭が舞い上がり、近くのサクラで吸蜜を始めました。チャンスとシャッターを切りましたが、裏返しで頭も見えません。惜しかったー!

ギフチョウ160425
ギフチョウ
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晩春のため池トンボ
2015/05/24(Sun)
22日、山形県上山市の里山で、たまたますごく良い感じのため池を見つけました。
まわりの水路にはメダカが泳ぎ、アメリカザリガニはいないようです。ため池は小さいもののヒシなど3種の浮葉植物が生育し、沈水植物も見られます。ただ、残念なのがウシガエルが侵入していました。それでも晩春に見られるトンボたちが飛び交っていました。
山形県レッドリスト(改訂案)記載のトラフトンボが水面をパトロールしています。ごく短時間ホバリングをしてくれますが、ずっと飛びっぱなしなので撮影は手こずりました。

トラフトンボ150521
トラフトンボ

ヨツボシトンボは池の縁の枯れ草に止まって監視をし、近づくトンボを追撃していました。

ヨツボシトンボ150522
ヨツボシトンボ

春一番に現れるトンボの1種、シオヤトンボも見られました。

シオヤトンボ150522
シオヤトンボ

小型で腹が幅広のハラビロトンボはまわりの草地にいました。

ハラビロトンボ150522
ハラビロトンボ

これも典型的な春のトンボ、コサナエも見られました。

コサナエ150522
コサナエ

早くも繁殖行動を行っているオオイトトンボのカップルもいます。

オオイトトンボ150522
オオイトトンボ

オオイトトンボとそっくりですが、寒冷地に生息するエゾイトトンボもたくさん見られました。

エゾイトトンボ150522
エゾイトトンボ
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沖縄八重山 -おまけ-
2014/09/25(Thu)
八重山の動物相は関東や東北とは全く異なり、日本のものとは思えません。蝶や鳥以外にも興味深いものがたくさん生息しています。
西表島では宿の庭の片隅に、太った20cm程のキシノウエトカゲが現れました。日本最大のトカゲで成体は40cmにもなります。沖縄先島諸島のみに分布する日本固有種で、国の天然記念物であり環境省レッドリストに記載される希少種です。

キシノウエトカゲ140910
キシノウエトカゲ

カラフルでユニークな模様が多い南方産のカメムシにも密かに期待していました。しかし目立ったものに会えず、石垣島でのアカホシカメムシが唯一と言った感じでした。南西諸島以南に生息します。

アカホシカメムシ140911
アカホシカメムシ

トンボもそれなりに飛んでいましたが、余力がなくスルーしてしまいました。石垣島では上空をひらひら蝶のように飛ぶオキナワチョウトンボを見かけました。奄美以南に生息します。

オキナワチョウトンボ140912
オキナワチョウトンボ

今回は家族旅行だったことや、あまりの暑さに歩き回る気力が萎えてしまって、フィールドで過ごす時間を十分確保できませんでした。それでもそれなりに固有の生き物たちに会うことができましたが、またチャンスがあれば今度はもっと鳥を見てみたいですね。
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沖縄八重山 -石垣島-
2014/09/21(Sun)
11日から12日にかけては、最後の島となる石垣島に滞在しました。
八重山ではシロチョウの仲間にも特産の種が多いのですが、今回はチャンスに恵まれず、撮影出来たのは唯一ウスキシロチョウだけでした。沖縄本島以南に生息する大型のシロチョウです。

ウスキシロチョウ140911
ウスキシロチョウ

コウトウシロシタセセリは林道脇のちょっと先の茂みにいました。でもハブが恐くて近づけません。他にも茂みに立ち入れば良い写真が撮れたのにと思うことが何度かありましたが、ハブの恐怖には勝てません。この蝶は八重山諸島以南に生息します。

コウトウシロシタセセリ140912
コウトウシロシタセセリ

迷蝶だったイワサキタテハモドキは、ごく最近石垣島では定着したようですが、いるところではかなりの個体数が見られました。

イワサキタテハモドキ140911a
イワサキタテハモドキ

イワサキタテハモドキ140911b
イワサキタテハモドキ

一風変わった石崖模様のイシガケチョウはゆっくり撮らせてくれました。分布域を北上させており、近畿以南で見られるようになっています。

イシガケチョウ140912
イシガケチョウ

残念だったのはアオタテハモドキです。きれいな蝶なので絶対写真に撮りたい蝶で、撮影は比較的堅いと踏んでいましたが、予想外に手強くボロの翅裏しか撮れませんでした。これも沖縄本島以南の蝶です。

アオタテハモドキ140911
アオタテハモドキ

活発に飛んでいたヤエヤマカラスアゲハも陽が陰ると、吸蜜に花にとまってくれます。文字通り八重山諸島に生息します。

ヤエヤマカラスアゲハ140912
ヤエヤマカラスアゲハ

本土ではマダラチョウの仲間はアサギマダラしか見られませんが、八重山では多くの種が見られます。この日もツマムラサキマダラが見られました。かつては迷蝶でしたが、今では沖縄本島以南に生息します。

ツマムラサキマダラ140912a
ツマムラサキマダラ(メス)

ツマムラサキマダラ140912b
ツマムラサキマダラ(オス)

石垣市の蝶であり沖縄の蝶のシンボルとも言える日本最大の蝶、オオゴマダラは見かけるもののなかなか撮影できずちょっとあせっていました。もうそろそろ空港に向かわなければという頃になってようやく撮らせてくれました。奄美以南に生息します。

オオゴマダラ140912
オオゴマダラ
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沖縄八重山 -西表島-
2014/09/19(Fri)
10日から11日にかけては西表島に滞在しました。
まず宿に荷物を置き、庭に出てみると、何頭かタテハモドキがいました。結構警戒心が強くてなかなか近づかせてくれません。一見、クジャクチョウの色違いのような感じですが、九州南部以南に生息します。

タテハモドキ140910
タテハモドキ

近くの民家の生垣まわりにはホリイコシジミがちらちら飛んでいます。ものすごく小さい日本最小の蝶の1つで、沖縄本島以南に生息します。

ホリイコシジミ140911
ホリイコシジミ

宿がある集落では、有毒のマダラチョウであるカバマダラがいました。鳥などが襲わないため、この蝶に擬態して捕食されるのを防いでいる蝶が何種かいるのはよく知られたことです。台風に巻き込まれてしばしば本土でも記録されますが、南西諸島以南の蝶です。

カバマダラ140910
カバマダラ

山裾に向かうと、タイワンクロボシシジミがよく見られました。アワユキセンダングサがあちこちで咲いていて、いろんな蝶たちが吸蜜に訪れていましたが、この蝶もよく来ていました。これは奄美以南の蝶です。

タイワンクロボシシジミ140910
タイワンクロボシシジミ

アワユキセンダングサの蝶をよく見るとアマミウラナミシジミも混ざっています。八重山地方には数種のウラナミシジミが生息していますが、最も普通の本種しか撮影できませんでした。南西諸島以南の蝶です。

アマミウラナミシジミ140910
アマミウラナミシジミ

時折クロボシセセリもやって来ます。以前は迷蝶で日本には定着していませんでしたが、今では奄美以南に見られます。南方の種らしく、幼虫はヤシ類の葉を食べます。

クロボシセセリ140910
クロボシセセリ

海岸近くではクロマダラソテツシジミがよく見られました。これも以前は迷蝶で日本には定着していませんでしたが、今では幼虫の餌である植木のソテツに付いて、各地に分布を広げており、数年前には関東でもかなり発生しました。

クロマダラソテツシジミ140910
クロマダラソテツシジミ
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沖縄八重山 -竹富島-
2014/09/17(Wed)
遅ればせながら夏休みで、デジカメ本格導入後初めての沖縄遠征をしてきました。
今回向かったのは、大学時代に行って以来の八重山列島です。この地域ではほとんどの蝶が通年見られ、本州とは大きく蝶類相が異なるので楽しみです。
9日、最初の目的地は竹富島です。まずはスジグロカバマダラが出迎えてくれました。林縁などで結構普通に見られましたが、国内では基本的に沖縄の先島諸島にしか生息しません。他のマダラチョウ類同様に、幼虫が有毒植物を食べ、その毒を成虫も有するために天敵はほとんどいません。

スジグロカバマダラ140909a
スジグロカバマダラ

スジグロカバマダラ140909b
スジグロカバマダラ

リュウキュウアサギマダラも草地などでよく見られました。やはり有毒な蝶で、奄美以南に生息します。

リュウキュウアサギマダラ140909
リュウキュウアサギマダラ

集落の木陰の葉の上にはクロセセリがとまっていました。九州以南で見られる蝶でしたが、最近では近畿にも進出しているようです。

クロセセリ140909
クロセセリ

宿に帰ると庭の花にシロオビアゲハがやって来ました。日中は集落を活発に飛び回っていましたが、夕方になって吸蜜するようになり、ようやく撮影できました。これも奄美以南の蝶です。

シロオビアゲハ140909
シロオビアゲハ
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ヒメシジミ
2014/06/28(Sat)
少し前の6月13日、山形県南陽市のある渓流沿いの林道を走っていた時のこと。
回りを白っぽいシジミチョウがたくさん飛び回っています。普通に見られるルリシジミかなと思い、あまり気にしてませんでしたが、一応確認してみるとみんなヒメシジミです。
草地性というイメージが強い蝶なのに、あまり草地のないこんな環境で・・・。そして、国のレッドリストに記載されている希少種なのに、こんなにたくさん・・・。ちょっと驚きです。
ブルーのオスは、今までに見たものより一回り大きい感じがします。

ヒメシジミ♂140613
ヒメシジミ(オス)

メスの表は黒っぽい色です。

ヒメシジミメス140613
ヒメシジミ(メス)

なぜかオスが2頭、仲良く並んでいました。

ヒメシジミ140613
ヒメシジミ
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トンボ公園
2013/09/26(Thu)
22日、埼玉寄居のトンボ公園に行ってみました。
朝、所沢ICに行ってびっくり、関越道は新潟方面からずっと渋滞が繋がっています。やむなく下道で行くことにしました。しかし、下道もかなり混んでいて、寄居に着いたのはもうお昼。帰りも大渋滞が予想されたので、いくつかあるトンボ公園の中で、最も良さげな所に行くことにしました。
公園はほどよく湿地が配置され、いかにもトンボがいそうです。しかし、なぜかトンボは思ったほど見られません。
最もよく見られたのは日本最小の赤トンボ、ヒメアカネです。今回の目標の1つでもあったので、これはうれしいことです。そばにいたアキアカネより明らかに小さく、顔の白さが目立ちます。

ヒメアカネ130922b
ヒメアカネ

ヒメアカネ130922a
ヒメアカネ

他にはオオアオイトトンボやオニヤンマ、正体不明なヤンマ類が見られた程度でした。

オオアオイトトンボ130922
オオアオイトトンボ
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風変わりな蝶
2013/06/04(Tue)
5月最後の日は、仕事で山形白鷹町にいました。
ちょうどウスバシロチョウの発生期で、ちらほら成虫が舞っているのが見られます。この蝶はちょっと変わっています。
名前からして、アゲハチョウの仲間なのにシロチョウとついています。翅は鱗粉が少なくて半透明、白い色と形も合わせてシロチョウを思わせたのでしょう。
春の一時だけ成虫が出現し、蝶なのにサナギの時は繭の中。北方系の蝶なので毛深い体をしています。

ウスバシロチョウ♂130531
ウスバシロチョウ

メスは一度交尾をすると、オスが作った受胎嚢をおしりに付けていて、再交尾拒否するようになります。

ウスバシロチョウ♀130531
ウスバシロチョウ

この受胎嚢を付けたメスには何度もオスがやって来て、交尾を拒否されていました。

ウスバシロチョウ130531
ウスバシロチョウ(左がメス)
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